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政宗くんのリベンジ

政宗くんのリベンジ 10巻(完結) 漫画感想





漫画「政宗くんのリベンジ」10巻の感想です。




うわああああああああああー終わってしまったああああああああああ!



何という喪失感。恋愛ものはこれが辛い……。




私はアニメ化される少し前くらいに読み始めたのでそれほど長い間ではなかったのですが、それでも長く読んでいる漫画と同じくらい毎回新刊が発売するのを楽しみにしていた漫画でした。竹岡葉月先生、Tiv先生、お疲れ様でした。素晴らしい作品をありがとうございました。




結末としては賛否両論あるかもしれませんが、それはどのキャラが好きだったかにもよりますからね。


私としては大勝利でした。でも、もし好きなヒロインが負けてしまったていたとしてもこの作品は好きなままだったと思います。欲を言うならもう少し長く政宗くんたちの恋愛模様を見ていたかったですが……。まあその後の物語は想像して補うことにします。







注意! ここから先はネタバレになります。








表紙の吉乃が可愛い! 



これは吉乃エンドか、と思いましたが実は10巻には通常版とは別にDVD付の特装版がありまして、その特装版の方の表紙が愛姫様なんですよね。つまり読むまで政宗が最後にどちらを選んだのか分からない! これは表紙からネタバレを回避できる良い方法だったと思います。


よく見ると愛姫様の髪がショートになっていますね。特装版のDVDの内容は本編後のストーリーになっていて何と3話分のアニメが収録されているようです。 これはお得感ありますね! もうkindleで本を買い始めてしばらく紙の本は買っていないんですけど、久しぶりにこっちでも買おうかなと思ってます。




本編の感想に入ります






初っ端からとんでもないものぶち込んできましたよね! 

政宗の腕に胸をむぎゅっと押し当てていちゃつく吉乃。そしてこの破壊力抜群の表情。これは愛姫様派の私でも一瞬吉乃派に寝返りそうになりました。


私がなんとか一瞬で済んだのは、これは政宗の見ていた夢だったからです。

9巻の最後では政宗は唯一触れられる吉乃を抱きしめ、「師匠と計画練ってるときが一番楽しかったかもしれない」と言ったのでしたね。あの時点では吉乃が恋心に気付いたという引きでしたが、政宗もまた吉乃に心が揺れ動いていたようでした。「絶対に認めちゃいけない想い」というのが吉乃に対する恋心なのでしょうね。



世間ではバレンタインデーが近づき盛り上がっていました。なぜか男の小十郎がチョコ作りの中心になっていますね(それでいいのか小十郎!)


そして愛姫様も「商業主義に染まるもんですか」と言いつつも、政宗にあげるチョコの食べ比べをしていましたね。手作りをあげたら喜ぶと吉乃は提案します。


数日後、なんとかバレンタインデー前日までに愛姫の手作りチョコが完成します。ドヤ顔の愛姫様が可愛い! 


バレンタイン当日、政宗は久方ぶりのモテっぷりを発揮し、大量のチョコをもらいます。もらったチョコを見ながら顔を緩ませていると愛姫が現れます。


政宗のことを好きと自覚してからの愛姫様は本当にすべての挙動が可愛いですね。政宗のことで不安になったり、恥ずかしがったり、得意げになったり。

今回も大量のチョコをもらって調子に乗っている政宗を目にし、残虐姫になるのかと思ったら「そんなにいっぱいあるなら私のなんて必要ないでしょう」と言ってしゅんとしちゃったり、もう可愛すぎかよ!



そのあまりの可愛さに、政宗も本心で愛姫の作ったチョコを欲しいと思います。

不慣れなことをして火傷をするまで頑張って自分のために作ってくれる。そんな健気な彼女をどうして裏切れようか。吉乃に心が揺れていた政宗も、ここではっきり愛姫を選ぶ決心をします。8年前の復讐心から始まった今までのすべての自分を捨てて、愛姫と向き合う決心を。


そうなんです。ここで政宗の中では誰を選ぶかなんてもう決まっていたんですよね。この後の展開で吉乃を選んじゃったらそっちの方がおかしいですよ。吉乃には悪いけども。





愛姫は藤ノ宮寧子に呼び出されます。今さら何の用かと思えば、寧子は愛姫に政宗と別れてもらうように言いましたね。政宗様は貴方のことを愛してはいない、と。

思いは別のところにあるのに過去の思い込みに縛られて今とても苦しんでいる、とも言います。それに対して愛姫は




「そんなの知ってるわよ!!」




と涙ぐみながら答えます。前巻で愛姫は政宗のリベンジ帳を偶然見てしまったのでしたね。そこには憎き残虐姫をどうやって攻略するか書かれていたものでした。




「ご存じでしたらどうして——」寧子は当然の疑問を投げかけます。




「そんなの」

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やめて……これ以上愛姫様を泣かせないで……



愛姫様が悲しげな表情をするのはたまらなく好きなんですけど、もうこれ以上は流石に私も心苦しくなってしまいました。


嫌がられても否定されても今さらマサムネを切り離せない、好きなってしまったらもう理屈ではどうにもできないものなんですね。例え相手が自分を憎んでいたとしても。


外で待っていた吉乃に愛姫は教室で何があったのか告げると、吉乃は寧子の元へ走っていきます。愛姫はすぐに吉乃を止めます。


「あの女が言ってることは別に間違ってないわ。好かれてないのは本当だもの」


そう言う愛姫に吉乃は「ちがう……」と答えます。「ちがうんです愛姫さま」と。


吉乃は今まで愛姫に言えなかったことをすべて打ち明けます。政宗を豚足と言って追い払ったこと、政宗が愛姫に復讐するために転校してきたこと、その復讐に協力するふりをして仲直りしてもらおうとしたこと。

必死に今までの思いを打ち明ける吉乃を見て、愛姫はあることに気付いてしまいます。そして吉乃に調べてもらいたいことがあるのと言い、行動に移します。




愛姫は政宗をデートに誘いました。しかし、愛姫が待ち合わせに指定したのは何の変哲もない普通のドラッグストア。ここに何があるのかと思っていたら、愛姫は店員の1人に話しかけます。愛姫が話しかけた店員はなんと昔太っていた政宗をいじめていたグループの1人でした。

鈴木と言われていたその店員は政宗の変わりように驚きます。仕事中だったため、それほど話さずに終わりましたが、鈴木君は最後に「いろいろごめん!」と謝ります。おそらく記憶の片隅にしか覚えていなかったでしょうが。


愛姫にどうだったか聞かれ政宗は「案外平気だったというか……どうでもよかった」と答えます。もっと心がかき乱されるものと思っていたのに、実際に会ってみると想像以上に何ともなかったようです。

「強くなったのよマサムネは」

愛姫はそう言います。もう大丈夫なのよ自信持って、と。何か嫌な予感がします。


政宗はバレンタインデーのお返しにホワイトチョコを渡します。嬉しそうにする愛姫に政宗は触りたいな思います。今なら拒絶反応も起きないのかもしれないと思ったのでしょう。

しかし政宗が触れる直前に、愛姫はやっぱりこれは受け取れないと言ってチョコを返してしまいます。そして


ああ、やはり悪い予感が当たってしまった……。

直接の原因は寧子に別れてとお願いされたからでしょうか。でもそれだけなら愛姫は政宗に捨てられるまでは付き合っていたような気がします。やはり政宗の好きな人が分かってしまったからというのが大きいのでしょうね。


その子は愛姫にとっても実の姉妹のように大事な子で、自分が別れない限り政宗に想いを伝えることはない子だと知っていたから。この子には幸せになって欲しいと思ったから自分が身を引くことにしたんでしょうね。





愛姫が別れを告げてから政宗は学校に来なくなってしまいます。愛姫に聞いてみても別れたと言うし……えっ、別れた!? 一番驚いたのは吉乃でした。原因を突き止めるために寧子と委員長を連れて真壁家へ向かいます。


政宗は自宅にはいませんでした。信州のおじいちゃんのところに行ってしまったようです。政宗がいなくてなってしまったことでお母さんが廃人になってしまい家は崩壊寸前でした。どうして政宗は行ってしまったのか……吉乃たちは愛姫とデートした日に何かあったと予想します。


吉乃はこうなったのはあんたのせいだと寧子を問い詰めます。寧子はビンタして反撃します。政宗の本意がどこにあるか知っていながら愛姫をくっつけようとする吉乃は欺瞞で卑怯者だと。



言い争いを収めたのは愛姫でした。寧子を委員長に任せて吉乃と一対一で話をしましょうと言います。


ずっと近くにいたのにちゃんと向き合えてなかったと愛姫は語ります。自分が吉乃に頼りっぱなしだったから吉乃は自分の気持ちを殺すことしか選べなかったと。


政宗が好きという気持ちを。


「きちんと自分の気持ちに向き合ってちょうだい」と言う愛姫の最後のお願いに吉乃は涙を拭い「はい」と返事をします。そして急いで政宗のところへ向かいます。 




新幹線で信州に向かっている際に過去の様々な思い出が蘇り、改めて隠してきた自分の気持ちに向き合った吉乃。電車を降りる時には別人のようでした。


道に迷い、ボロボロになりながら何とか再会した政宗に今までの想いを伝えます。





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えええええええええ!


まさか大胆にも政宗を押し倒しキスをするとは予想外でした。自分の気持ちを正直に伝える一番の手段がキスだったということですね。


その後どうなったのか気になるところですがここで一旦話は区切り、詳細が分からないまま春を迎えます。




自分から別れて、吉乃とくっついたと分かってもまだ政宗のことを忘れられない愛姫。新学期になりクラス分け一覧表が張り出されます。政宗とだけは同じクラスになりたくなかった愛姫。しかし運命のいたずらで政宗とだけ同じクラスになってしまいます。


まさに地獄。忘れようにも同じクラスでは嫌でも目に入ります。それに政宗は以前と変わらず愛姫に話しかけたり近づいたりします。体育倉庫でぼっち飯をするも政宗はやって来ます。


政宗は何か謝りたいことがあったようですが吉乃が来たため何も言えず、愛姫にはバカップルがいちゃいちゃを見せつけに来たとしか思えませんでした。



いつまでも政宗を諦め切れなかった愛姫は意を決して髪をばっさり切ってしまいます。ショートヘアーになった愛姫を見て吉乃は今までにないリアクションを見せます。


吉乃は愛姫に学校に行くように言います。言われた通り旧校舎に行くと、愛姫宛ての手紙を見つけます。この場所でこの展開は……。



以前(政宗くんのリベンジ1巻)政宗が愛姫にアタックを仕掛け携帯のアドレス聞き出そうとした時、愛姫は二つ返事でいいわよと言って政宗に旧校舎のこの場所で待たせ、メモを使って、誘導し散々振り回した後、みんなの見ている中で「お断りよ」と足蹴にしていましたね。




あの時の仕返しに政宗が企んだものだと思った愛姫は手紙の中身を見ずに腹を立てて政宗を探します。

しかしどこへ行っても政宗がいるような気がします。それほど沢山の思い出がありました。体育倉庫、補習、プール清掃、文化祭。今も忘れられない思い出ばかり。嫌いが好きになるのに十分な時間を政宗と過ごしていました。


そしてやっと政宗を見つけます。じっとしていられず走り出す愛姫。お互いのいたところに向かってしまい行き違いになってしまいます。


今度は愛姫を捕まえることに成功した政宗。愛姫は「もういい加減私のことは放っておいてよ」と言います。「あなたたちが仲良しなのはわかるから」と。



ちゃんと謝りたくてと言う政宗に、愛姫は吉乃と付き合ってることを謝らなくていいと言います。




「付き合ってない」





政宗はそう言います。「言われたけど断ったんだよ」と。


前述の通り、政宗はすでに愛姫を選ぶと決めていました。ですが女の子たちが勝手にもめてややこしくなっていただけなんですよね。政宗としては愛姫としっかり向き合うつもりでいました。その証拠に




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「俺と付き合ってくれる?」





と、今度は前のように成り行きではなくはっきりと政宗は愛姫に告白します。手紙の中身も同じ内容でした。



じゃあ結局政宗は愛姫様のことを好きなの?ってなりますよね。吉乃の方が好きという感情に近かった気がします。政宗の答えこうでした。


「こんなに一人のことを考えて努力できるのって君だけなんだよ」


なるほど、政宗らしい答えだと思います。政宗は顔は良いですが性格はあまり良い方ではありませんからね。なので考え方としては自分勝手ではあります。自分がこの先間違えても大丈夫なように道しるべになってくれと言っているわけですからね。


でもそういう自分勝手なところにも惹かれるものがあるんでしょうね。自分の目標にバカみたいに一生懸命なところとか女の子は好きになっちゃう要素だと思います。



愛姫の返事はもちろんOK。でも一つ懸念していることがありました。それはやはり拒絶反応を示していた政宗の身体のことでしょう。愛姫は確かめるために「ちゃんとキスとか……できるの?」と政宗に小声で聞きます。できますともと言う政宗。

流石に緊張して一度は仕切り直しましたが、お互い目を閉じてついにキスを果たします。うわああああああああああ心がキュンキュンするんじゃー!



愛姫が何故か悲鳴をあげ(察することはできます)、吉乃が屋上から見守っていたところで幕引きとなりました。後日談はご想像にお任せしますといった感じです。





「政宗くんのリベンジ」、どうだったでしょうか? 私はラブコメを読んでいる時は主人公とくっつくことが半ば決まっているヒロインよりも、後から出てくるヒロイン(政宗くんのリベンジで言えば寧子のような第三ヒロイン)とくっついて欲しいと思うことが多いのですが、「政宗くん」においては初めから終わりまで愛姫様を応援してましたね。


最初はこんなツンツンした子がデレるところを見てみたいとかそんな感じでしたが、読んでいく内にああ、この子は強がっているだけで本当は繊細で傷つきやすいんだなって分かると何しても可愛く見えちゃって、もう気付いたら愛姫様の虜でした。



高飛車なお嬢様は見知らぬ地で意外と適応しちゃったりするんですけど、愛姫様はそういったお嬢様にあるような強さがないところが魅力的です。何でも1人でできちゃう子ではないのでこれからも吉乃や政宗が必要になっていくでしょうね。



一方で吉乃は最後まで政宗への気持ちを隠していたように、見た目に反して1人でも何でもできちゃいます。誰かに甘えるにしても計画の内だったりします。あんまり弱いところを見せないので付け入る隙がなく、政宗とも恋人になるまでいかなかったのかなと思います。


後は吉乃は最後まで政宗を豚足呼びしていたのがマイナスだったかもしれません。政宗にとってそのあだ名で呼ばれ続けるのは良い気分ではないですからね。あと、自分はよしのって呼ばせるのに政宗のことは豚足呼びのままなのは疑問でした。もしかしたら吉乃はまだ心のどこかで政宗と距離を取っていたのかもしれませんね。


恋愛ものの漫画ってこういう恋愛してみたいなあっていう理想を読者にどれだけ抱かせることができるかが大切だと思ってて、そういう点で私は読んでて何度もそう思ったので「政宗くんのリベンジ」は本当に良い漫画だったと思います。今も喪失感が半端ないので竹岡葉月先生、Tiv先生、次回作よろしくお願いします!



政宗くんのリベンジ 9巻 漫画感想


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気付いてしまった想い




「政宗くんのリベンジ」9巻の感想です。

 

このブログでは初めて感想を書くのでまずは簡単なあらすじから


主人公は、ルックス良し、頭良し、運動神経良しの完璧人間、真壁政宗です。しかし、生まれたころからそうではありませんでした。事の発端は8年前に遡ります。


8年前、政宗は太っていました。そのことが原因でいじめられてもいましたが、ヒロイン安達垣愛姫と知り合い、仲良くなっていくうちにお互い心の支えができ、いじめっ子たちに反撃できるくらいになりました。


しかし突然安達垣愛姫は政宗を見放します。彼に「豚足」というあだ名つけて。


好きだった愛姫に見捨てられた政宗は、その後8年の時を経て生まれ変わります。おじいちゃんの下で厳しい修行や食事制限を受け、朝晩筋トレを欠かさず、遂に自他共に認める完璧なイケメンになりました。すべては信じていた愛姫に裏切られ、侮辱された復讐のために。


復讐は安達垣愛姫を恋に落とし、本気になったところで盛大に捨ててやることで達成します。これが「政宗くんのリベンジ」です。




しかし瘦せてイケメンになった政宗でもそう簡単に計画は上手くいきません。「残虐姫」とも呼ばれる安達垣愛姫は大の男嫌い。愛姫は学園一の美少女で告白する男たちは後を絶ちませんが、相手がイケメンであっても他の生徒が見ている中で酷いあだ名を付けて振るなど容赦ありません。



そんな愛姫に対して政宗は半ばストーカーとも言える情報収集とイケメンだから許されるくさいセリフを言ったり大胆に近づいてアピールしていきます。


今まで数々のイベント(ハプニング)をこなしてきました。そしてだんだん愛姫は政宗を意識するようになり、8年前の真相も分かり物語もクライマックスに近づいてきました。


と、本題に入らず長くなってしまったのであらすじはここまでにします。気になる方は購入してみてください。ヒロインはもちろん、モブの女の子も可愛いです。とにかく女の子が可愛い









ここから先は9巻のネタバレが入ります。







8巻で兼次が「マサムネ」として偽っていたことがバレ、晴れて政宗は愛姫と付き合うことになりましたね。8年前、政宗を「豚足」と呼んだのは愛姫ではなく愛姫に変装した小岩井吉乃だったことが分かり、これでもう愛姫に復讐する必要もなくなってしまいましたね。あれ、昔好きだった女の子と付き合えるようになってこれはハッピーエンド?終わり?






勢いで俺と付き合えと言ってしまった手前、今さら後には引けない政宗。今まで復讐のためだけに行動していたため、彼氏となった今どう愛姫と付き合っていいのか悩みます。そこで愛姫からメールが。


『お昼。パン買ってきて。』


早速パシリ(笑)

安達垣さんでも愛姫でもなくまだ残虐姫になっているところもじわじわきますね。愛姫の方は照れ隠し、いわゆるツンデレなのかな。


不満に思いながらもパンを買いに行く政宗。購買のおばちゃんに……おばちゃん!?

おばちゃんかと思ったらパンを売っていたのは雅宗兼次でした。結構似合ってましたね。



兼次はもう男のふりはしてないみたいですね。可愛らしい髪留めをしていました。

嘘がばれてしまってからは諦めるのが早かったように思います。屋敷を売り払ったりして苦労はあったものの妹も無事でそれなりに幸せにやっているようです。安達垣からの資金援助に失敗した今、責任をとって嫁にしてと政宗をからかっていました。

兼次は立場上あまり好まれるキャラではなかったと思いますが、こうして退場してしまうとそれはそれで寂しいですね。




愛姫は倉庫でストーブを出していました。冬でも昼食は倉庫なんですね。昔のマサムネだと分かって少し素直になったのか、愛姫は買ってきてくれたご褒美に高カロリーのコロッケパンを渡します。

そう言えば体育倉庫にいるのに、閉じ込められるベタな展開ないなあと思っているとちょっとしたハプニングがありました。ちょっと無理やり感はありましたけど。いやいやその触れ方はおかしいだろと。あのままキスでもするつもりだったのかな。


ちょうど吉乃が灯油をもらって帰ってきたので、政宗は逃げるようにしてその場を去ります。少し落ち着いたところで腕にじんましんが出ていることに気付きます。




クリスマスイブが愛姫の誕生日だということで、二度目となるデートがありましたね。一度目のデートは1巻の話なので結構前のことのように感じます。もちろんもうハダピュアのコスプレはしていません。


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いやー、感慨深いですね。初めての映画館デートでは隣に座るのも拒否されたのに、自ら隣に座って「さすがに付き合ってまで隣に来るなとは言わないわよ」とデレてくれるとは……。もう残虐姫なんて言えない!

結局今回も泣いてしまいましたが怖くてではなく感動して泣いたようですね。



愛姫のデレと言えば外せないのが2巻6話の「…無視しないでよ」のところでしょう。あれで私は全巻買いを決めました。今まで愛姫がドン引きするほどつきまとっていた政宗が師匠の助言で愛姫を無視し続け、お怒りかと思いきや見捨てないでと言わんばかりの顔で迫るシーン。あれでキュンと来ない男子はいないのではないでしょうか。個人的に愛姫様一番のデレだと思います。




話が逸れたので戻しまして……クリスマスデートでしたね。映画も見終わりカフェで食事する予定がまさかの予約していたお店が火事、他のお店もクリスマスで空きがなし。最終手段で政宗は愛姫を家に招待します。


しかし家に帰ると誰もいません。なんと母と妹は温泉に、父は明日まで出張とのこと。来ました夜にお家で二人っきりのやつ!



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動揺する二人が初々しいですね。こんなん経験してみたかったわ……。


愛姫はすぐに立て直し、主導権を握ります。後で魔がさして、なんてことがないように先手を打っておくのも上手かったですね。

パンケーキを作る二人。お互い初めて作るのに失敗する相手を見て爆笑。反応が同じで良いカップルだこと。



初めて焼いたにしては綺麗に出来てましたね。パンケーキの枚数が違ったのはすぐに気づきました。愛姫ならこれでも足りなそうですがケーキの粉が足りなかったのかな。

政宗が意地悪そうにあーんとパンケーキを差し出します。負けず嫌いな愛姫は政宗の手を取りぱくっと食べます。すると政宗にピリッとした刺激が……。


ちょっと物足りない味と言う愛姫はこれでもかと政宗のパンケーキにシロップをかけまくります。これはちょっとと言う政宗に「真壁向けだと思うんだけど」と悪気なく言う愛姫の言葉に政宗は引っかかります。『俺の何を知ってるんだ?』と。


政宗は愛姫を自分の部屋に連れていきましたね。今の自分を知ってもらおうと。しかし愛姫が気付き嬉しそうにしたのは昔の政宗の写真……愛姫へのリベンジのために持っていた愛姫と一緒に写っている太っていた頃の政宗の写真でした。


政宗が見せたかったのは昔の自分ではなく今の自分ですよね。自分がどれだけ変わったか。リベンジのため、誤解ではあったけれど、それだけのために今まで努力してきたわけですから、それを否定されるのは辛いですよね。


もちろん愛姫としてはそんなつもりはなく、昔の思い出の方がまだ強いから喜ぶのであって、そこはこれから付き合っていく中で今の方がより強く忘れられない思い出を作っていけばいいんじゃないかなと。



でも、今までの愛姫を思い返すと、昔の政宗のことばかりで今の政宗には興味がないのではと思ってしまうのも無理はありません。政宗はついかっとなって愛姫を押し倒してしまいます。


政宗はすぐに謝り、トイレに駆け込みます。置き去りにされた愛姫は下に降り、政宗からメッセージがあることに気付きます。誕生日プレゼントがコートのポケットにあるとのこと。愛姫がコートから取り出すと、コートから手帳のようなもの落っこちます。



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リベンジ帳!?

バカああああ、何でまだ持ってたんだよおおおおおおお!!




リベンジはもう必要なくなったのになぜまだ持っていたんでしょうね。勿体無いから普通にメモ帳代わりに使っていたのでしょうか。単に捨てるのを忘れていただけでしょうか。いずれにせよ政宗やってしまいましたね。


このことは吉乃にも話さず、取り敢えずのところは愛姫の心の内にとどめておくだけとなりました。これ、前までの愛姫だったら怒りを露わにしてすぐに問い質したような気がしますが、それをしないってことは、愛姫の中でそれだけ政宗の存在がかけがえのないものになっているのでしょうね。真実を知るのは怖い。事実を聞いたら今の関係が壊れるかもしれない。何かの間違いだと信じたい。そんな気持ちが愛姫にあったのではないでしょうか。





政宗は病院に行っていたようですね。急に出たじんましんの原因を診てもらったのでしょう。結果は異常なしでした。


健康問題と言ったら藤ノ宮寧子ということで、寧子の家にお邪魔する政宗。

寧子はズバリ今の政宗は燃え尽き症候群ではないかと言います。過去の復讐が突如失われたショックで、それは愛姫と付き合っても埋められない。本当に好きなわけでもないから、と。


寧子は結構怖いですよね。はんなり京美人かと油断していると本質を見抜いて抉ってきます。好きなわけでもないと言われ反論しようとする政宗に


「あの頃は確かに好きだった、ですか?」


と政宗が過去に縛られていることに気づかせます。そして自分は過去の記憶ではなく今ここにいる政宗を好きであることを告げます。今度は迷いのない本心で。


二人が近づき過ぎたところでお付きの椎堂さんが割って入ります。しかし寧子は心配しなくても大丈夫だと言います。見ると政宗の手はまたもじんましんになっていました。


愛姫に対してだけでなく、寧子にも触れないようでしたね。嘘をつけない身体の拒絶反応。寧子は微笑んでいましたが自分も政宗の特別にはなれなかったことに実際に振られたかのような悲しい気持ちになったのではないでしょうか。



愛姫にも寧子にも触れない。となるとまさか……。



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そのまさか、でしたね。小岩井吉乃、師匠にだけは触っても抱きしめても、じんましんの症状は出ませんでした。女性が駄目という訳ではなかったのですね。師匠じゃなければ駄目だったのでした。


「師匠と計画練ってるときが一番楽しかったかもしれない」


思わず本音が出てしまいます。付き合うなんてしなきゃよかったなと。

すると吉乃は政宗に重い頭突きを食らわせます。そして政宗が気付いた時にはいなくなってしまいました。足をくじいて歩けない状態で。

すぐに吉乃を探しに行こうとする政宗ですが、頬に何か書かれていることに気が付きます。


『聞かなかったことにする』


政宗は自分は馬鹿だと悔やみます。もう取り消せないことなのに……。




何とか屋敷に戻れた吉乃は湿布を探していました。そこへ愛姫がやって来ます。吉乃が捻挫していることを知ると心配して手当をしてくれます。

愛姫が手当してくれるのを申し訳なく思う吉乃。自分を裏切り者の魔女と言っていました。

そして今日政宗と会ったことを思い出し、だめと思いながらもついに自分の抑えていた恋心に気づいてしまいます……。





9巻も内容が濃かったですね。もうずっとうわああああああと心の中で叫んでいました。

一度は断ち切ったはずの思い。好きになってしまうから距離を置いていたのに、偶然政宗と会って師匠といたときが一番だったなんて言われたら、そりゃ抑えていた気持ちも溢れてくるに決まってますよね。



愛姫も政宗のリベンジ帳を見てしまい(どこまで読んだのかは分かりませんが)、おそらくこれまでの猛烈なアタックはすべて演技だったと知ってしまったのでしょうね。
愛姫は政宗に好かれていると思っていたから今まで上からの態度で接することができていましたが、自分のことを好きではないと分かった今の愛姫は、同じように政宗に接することができるのでしょうか。嫌われたくないと怯える愛姫が目に浮かんで辛い……。


政宗は吉乃を選ぶのか、このまま愛姫と付き合っていくのか、嘘がなくなった真実の答えは次巻に続きます。









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ほんとこの足でどうやって帰れたんだろう。



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