まぐれに気まぐれに漫画とか感想

漫画やアニメ、ゲームの感想を気まぐれにします。

クジラの子らは砂上に歌う

クジラの子らは砂上に歌う 12話(最終話) アニメ感想




アニメ「クジラの子らは砂上に歌う」12話の感想です。



 最終回、無事に終わりましたね。前回でどうなることかと思っていましたが上手く収拾がついて良かったです。これから泥クジラの旅が始まり、ファンタジーものとしてさらに面白くなっていきます。
ただ、アニメは最終回で原作と食い違う部分が出てしまったので残念ながら2期はないと思います。続きが気になる方は是非原作を読んでみてください。



前回で双子が紫翼の舵を結成し無印に反逆しようとしていましたが、オウニによってあっけなく失敗に終わります。何だったんだこの双子。

原作はまだ7巻までしか読んでないのですが、この双子、この後エマに唆されてまた何かやらかしそうな感じです。今度は誰かが血を流す大事になりそうな予感があります。




F53DF048-DC7E-4CDD-B72A-40FFBF96F44B

そして予想だにしなかったマソオの死。原作では魔の海域を抜けるまではまだ生きていたのですが、アニメはその前に死んでしまいましたね。そうか……マソオさんアモンロギアまでもたなかったのか……。おそらく原作と展開は違うと思いますが、マソオが死ぬことすら知らなかったので個人的にこのアニメで一番の衝撃でした。




今回は7巻までしか読んでいない私にとってはかなりのネタバレ回でした。マソオもそうですが、リョダリの道化もオルカが記録係の子と婚約するという話も……最終回で色々詰めすぎな気がします。

32BE33A9-E63F-4A1F-A09A-DBDF61EB8905

リョダリはオルカに完全に調教されてましたね。イティアが以前ボロボロのリョダリを見て「犬?」と言っていましたが、まさにその通りになってしまいましたね。あれほど嫌がっていた道化の服も、完璧に着こなしていて、もともとこういうキャラだったんじゃないかと錯覚するほどです。

ですがファレナの住民に対する異常な執着を見るに中身は以前のイカれた性格のまま変わっていませんでした。むしろ前より自由になった分、より危ないやつになってますね。




今まで「サルクス」というワードはちょくちょく出ていましたがアツァリとオルカの会話で簡単に説明がありましたね。

「地位に従って皇帝より賜るヌースの肉『サルクス』。それを食すことによって感情を取られる幅が少なくなり心が戻ってくる」

アツァリは誰に説明してたのでしょう笑 

サルクスについての説明は原作だとこれより前に過去の話であります。このサルクスが泥クジラの先祖の犯した罪に関わってきます。オウニのデモナスについての話もあったり、アニメでは8巻の内容までいっていますが、アニメでは触れていない話もある5巻以降の購入をオススメします。




再びサミが登場したり、団長とオウニのいざこざがあったり、詰めに詰め込んだ内容でしたが、最後にスオウの演説がすべてまとめてくれます。

27F69B6D-655E-4AD1-860F-36FC12330AD2


ここのシーンは原作既読者から見ると賛否両論あるような気がします。私はアニメとしての終わり方ならこれでも良かったのかなと思います。原作と違う道を行ったスオウたちということで納得できるかと。

どこが原作と違ったのかというと、前回で話した「印のための無印の誓い」が全く違った意味で使われていました。原作だと、この誓いは無印が印に事実を話さないことで、印たちが穏やかに暮らせるようにする誓いだったかと思いますが、アニメはスオウが演説で印たちに短命の真実を打ち明けていました。



原作を読んでいる人からすれば、おい無印の誓いはどうしたってなりますが、アニメでは誓いのシーンが省かれているため、疑問に思うこともないと思います。真実を話すことが印のためになるか、話さない方が混乱しないので良いのかは、展開次第ですからね。

ただ、原作は今後事実を隠した状態で話が進んでいく訳ですから、辻褄が合わなくなるのでアニメの2期はないと考えます。アニメはもう内乱も起こらなそうですし。


というわけで、幾分強引ではありますが最後はまた船の舵を取るために踊り出してアニメはここで終わります。多少の不満はあっても、オウニにが笑うシーンがあったり、リコスが「命を削って生きることになっても、故郷を捨てることになってもここでチャクロたちと一緒にいたいと思った」と原作でも屈指の名シーンがちゃんと入っていたりアニメ制作側にも原作愛を感じたので、自分が不満に思ったところは感性の違いだったのだと割り切ることにします。



原作があるアニメってすでに読者の中でこれはこういうものだと決まっているものがありますから、それをアニメに合うように一度崩して、また組んだものをファンに受け入れてもらうのは難しいことだと思います。それを考えると「クジラの子らは砂上に歌う」のアニメは期待が大き過ぎただけでそんなにひどいものではなかったと言えます。

愚痴が多くなってしまいましたが、私はアニメを見て面白そうと思って原作を買った人なので、アニメ化は十分に成功したと思います。「クジラの子らは砂上に歌う」という素晴らしい作品を知るきっかけとなったアニメに感謝です!





そう言えば、近所の本屋さんにも遂に「クジラの子らは砂上に歌う」が並んで置いてありました! なんかすごく嬉しかったです。


クジラの子らは砂上に歌う 11話 アニメ感想


FCEF6E27-E897-4844-9ED8-BFF54BED838F

タイトル回収。泥クジラの向かう先は……




アニメ「クジラの子らは砂上に歌う」11話の感想です。 


11話でタイトル回収しましたね。泥クジラの子たちが一丸となって船の舵を取る歌を歌っていました。船を動かすのに歌が必要なのは他のヌースと違って感情を奪わないファレナ独自のものなのでしょうね。実は帝国の船もそういうシーンがないだけで歌って動かしていた!? 毎回動かすのに全員で歌わなければならないのだったら大変ですね。 


7CFCD2AA-DF55-492E-8751-8868F87B151E

私はアニメで放送すると思っていた範囲までは取り敢えず原作も読んでいたのですが、その範囲を越えて新キャラが登場してました。現アパトイア軍団長官アツァリです。おそらく原作で8巻以降に登場するキャラだと思いますが、オルカが物語ることなく、素であるところを見せたりと旧知の仲っぽいですね。
オルカはアツァリに戦艦カルハリアスを譲ってもらうように言います。登場シーンはこれだけでしたが、なかなかのイケメンなところ人気キャラなのですかね。登場させたのはファンへのサービスでしょうか。



FB588838-5CAD-4894-A219-66951C66AAC4

リコスが言っていたようにオルカは物語るのが上手かったですね。始めは処刑にするつもりだったエクレシアのおじさん達を丸め込み、いつの間にかアラフニに全ての責任を擦り付けてしまいます。

エクレシアのおじさん達もオルカに踊らされ過ぎですね。もしデモナスを捕らえることができたとしてもオルカが帝国に従うとは限らないのに……。



前回の引きで印の皆が見た少女の夢は、泥クジラを動かすための夢でした。その夢を見ただけで、印は泥クジラの動かし方を最初から知っていたかのように皆集まって歌い出します。その様子を遠くから見ていたロハリトの側近ガンヴァが泥クジラの住民が異様なまでに若者が多いことに気付きます。リコスはここでも元気のないままでした。


ロハリトはスオウに若者が多い理由を尋ねます。スオウは原因は印が短命なことにあると言いますが、ロハリトが言うには同じ印である帝国の兵士が短命な種族であるとは聞いたことがないということでした。

ロハリトはスオウたちに海図を見せます。これにより泥クジラは魔の海域によって今まで同じところをぐるぐると彷徨っていたことが分かります。舵を奪われていた泥クジラはまさに自然の牢獄にいたのでした。コカロを手にした今の泥クジラならばこれを抜け出すことが出来ます。

さらにロハリトは泥クジラの民を匿ってやるとも言ってくれました。行き先は東のアモンロギア。ロハリトの父親が統治しているところでしょうね。



夜更けにリコスはロハリトを呼び出します。リコスはずっと何かを隠していました。言うタイミングが無かったと言った方が良いでしょうか。ロハリトに話したかったのは、これ以上泥クジラの詮索はしないで、ということでした。

ロハリトは断ります。原因不明な短命の一族を国に受け入れられると思うか、と至極真っ当な言い分でした。伝染する病かもしれん、と。

それは違うわ、とリコスは言います。タイミング悪くチャクロがリコスを見つけます。気付いていないリコスは話を続けてしまいます。


「――ファレナが食べ、印のサイミアのもとになり、この島を浮かせているのは……泥クジラで生きる印たちの命」


衝撃の事実を聞いてしまったチャクロは、リコスの呼び止めにも応じず逃げ出します。

リコスとしても辛いことでしたね。原作だとリコスはこの事実を知っていても尚、泥クジラの民と一緒に暮らしていくつもりでした。短命の呪いを自身が受けても、そうしたいと思うほど、この島は幸福に思えたようです。しかし事実が分かった以上、このままにしておく訳にはいきません。

長老会も当然のように知っていましたね。隠していたのは印のためでもありました。どちらにせよ逃れる術がなかったわけですから、辛い思いをさせたくないという気持ちは分からなくもないですね。ですが外の世界へ出れるようになった今、隠しておくべきかどうかというのは難しいところですね。スオウは印が不安にならないようにこのことは無印だけの秘密にします。

原作だとここで最後まで印を守るという印のための無印の誓いを立てるのですが、この後の双子の兄弟の集会が無印の思いを踏みにじるようで何とも悲しいですね……。



C50BD671-7338-4008-9B2A-3096BB643E58

双子のシコン、シコクは「紫翼の舵」という泥クジラの新しい先導集団を結成し、その賛同者を集めようとしていましたね。

前に双子が出た時にも書いたかもしれませんが、原作だとスキロスとの戦争中に双子がどうしていたかは分からなかったのですが、アニメだと戦いに参加していないことになっているので、ここでの双子の主張がお前らがそれを言うな状態になっていましたね。君たちは戦っていなかったでしょと。

ここでマソオさんが主導であったなら結果は変わっていたかもしれませんが、私欲の舵では誰もついて行こうとは思いませんでした。ただこういう考え方は、後に無印への不満が高まっていた時に内乱の種になりそうなところが恐いですね。賛同する者はいませんでしたが、双子の言う事にも頷ける部分がありました。


そして今回もオウニが主人公でした。回復したばかりの身体ですがシコンシコクの演説を止めさせます。シコンシコクが本気を出せば今サイミアを使えないオウニは力では勝てません。しかし使えないはずのオウニの身体からアウラが浮かび上がって来て……次回に続きます。


最終回前なのに全く終わりが見えませんね。ちゃんと区切りがつくのか心配になってきました。



クジラの子らは砂上に歌う 10話 アニメ感想



1AA70514-97DC-4EBA-89AC-38E47E329C8D

取り戻す日常、新たなステージへ




アニメ「クジラの子らは砂上に歌う」10話の感想です。


戦争が一時終結し、泥クジラは敵味方関係なく戦死者を砂葬していました。死者の中には団長の妻シエナの姿もありました。

268835BD-B6C0-4EED-BE4E-7D30B843AFB6

感想では触れてなかったような気がしますが、戦争が始まる前、団長はシエナに自決するように言っていましたね。死体が醜いのはいけない、と。シエナは夫の言うことに従って自決していました。一度は集団自決をしようとした長老会ですら誰もしていなかったのに……。


団長はこの戦いでまさか泥クジラが勝つとは思ってなかったのでしょう。感情に流されないように言ったのが完全に裏目に出てしまいました。ギンシュも団長のことを意気地なしと言っていましたが、実際そうだったのでしょうね。団長は本当の意味で戦ってはいなかった。生きることに向き合おうとしていなかったのだと思います。結局感情を制御出来ず、シエナの死に涙を流している息子にラシャは哀れだよシュアンと言います。


 少しずつ日常を取り戻そうとしている泥クジラ。ただ以前のような平和とはいかないようです。戦いの訓練は続いていました。

オウニはまだ眠ったままです。ここでのキチャとスオウの会話でなんかスオウちょっと軽いなと思った人もいるかもしれませんが、原作だとあの後スオウは人のいない所で泣いています。トクサやニビや亡くなったみんなに、ごめんなさいと。


マソオはサイミアが使えなくなったため、泥クジラの仕事がすべて免除されお酒も飲むことが許されます。シノノさんが用意してくれた上等な酒を飲み、泣き上戸となるマソオ。クッチーと言って絡んでましたね。この後チャクロたちがお見舞いに来てしんみりとした空気になるのですが、アニメ版だと時系列が原作と変わっているのでマソオの所には行っていないことになっています。


リョダリも生きていましたね。砂の海に沈んだと思われていましたが、エマが助けたようです。再びファレナ殲滅作戦に加わるにはオルカの道化となるしかないと言われます。リョダリは嫌だと言いますが道化たちに囲まれて……きゃああああああ! 

果たして次登場する時には道化として生まれ変わったリョダリになっているのか、乞うご期待!(私も知りません)



B70A6012-AE2C-4939-9E1A-830101FE2063

そしてそして貴重な温泉回ならぬ水浴び回がありましたね。しばらく雨が降らないと、こうして水遊びをすると、雨が降るようになるという言い伝えがあるようです。泣いて池の水を増やそうとしているギンシュ姉さんが可愛いですね。



泥クジラの人々が裸になって水浴びをしている無防備な状態に一艇の船がやって来ます。青い砂時計の紋章を掲げたスィデラシア連合王国の船です。乗っていたのはアモンロギア公領、領主が息子ロハリト・アナス……なんちゃらアモンロギアです。長い!

C5149284-2F9C-41BE-99D0-F4C8BD31638E


私は一瞬で忘れましたが、スオウは一瞬で覚えましたね。流石は首長様、でも裸……

スオウはロハリトに裸族の長にされてしまいましたね笑 ファーストコンタクトを失礼のないようにふるまったつもりが、逆に大変失礼なものになってしまいました。スオウは恥ずかしくなり上半身を隠します。(そっち!?)

ロハリトは寛容だったようでスオウが裸でも気にしませんでした。そればかりか、文化の違いを受け入れ、ありのままの泥クジラを認めてくれるようでしたね。

これは大きな味方がついてくれたと思いきや、ロハリトは泥クジラを支配下におくため全権力の譲渡を命じます。スオウが対等な存在と認めてくださったのではないのですかと聞くと、ロハリトは銃を取り出し上空に発砲します。余とそなたらのどこが対等なのだ、と兵器の威力を見せつけました。

ロハリトがスオウに銃を向け挑発すると、今度は団長がサイミアを使ってロハリト達の武器を奪い、隠れていた自警団が弓を構えて包囲します。団長のお陰で形勢逆転しましたね。ロハリトの側近が主君に降伏するように言いますが、ロハリトはプライドが高くなかなか降伏しようとしません。一触即発の緊張状態の中、ロハリトの乳兄弟ハスムリト(男の子です)のお腹が鳴り響きます。腹が鳴ってしまったなら仕方ないないですね。争いは回避され、ロハリト達は食事のおもてなしを受けます。

ロハリト達が来てからリコスの様子が変わります。少し1人になりたいのとチャクロから離れます。もうそろそろでアニメも終わるというのにまた不穏な空気が出てきてますね。ロハリトが悪い人ではないとは思いますが国が問題なのでしょうか。




そして再びエマがチャクロの前に現れます。コカロはリコスと一緒にいたハム(確か工房の子がそう呼んでいた)に似た生き物でしたね。オリヴィニスからもらったこのコカロという生き物は何なのか、エマがその正体を見せます。

コカロの姿が変わり、泥クジラに翼が生えます。そして、行き先を決められず砂の海を彷徨っていたファレナが自ら舵を取り始めます。コカロはヌースの船を動かす舵だったのです。


エマの目的は何なのでしょうね。敵のリョダリを助けたり、かと思ったらこうして泥クジラの手助けしていたりで、よく分かりません。まあ、今の段階ではこれが泥クジラにとって良いことなのかも分からないのでまた何か企んでいる可能性も十分にありますね。これがネリだったら信用できるのですけど。

エマは泥クジラを戦争に導いていっているような気がします。ネリが泥クジラの平和を願うなら、エマは泥クジラの争乱を望むように2人の間に対立関係があるのでしょう。



泥クジラとしてはコカロという舵を手に入れたことでようやく新しいステージに立ったというところでしょうか。今までは逃げるという選択肢もなかったですからね。スオウの考えで行くと、これからは泥クジラが平和に暮らしていける世界を目指す旅になると思います。それを受け、泥クジラにやって来た初めての来訪者ロハリトは強い味方となってくれるのか、それとも立ち塞がる敵となるのか。次回に続きます。






684D4284-2B64-4071-85F9-ED346BFF516F

良かった。頭に鳥が乗ってる子も生き残っていたのですね!(下に目を向けながら)










クジラの子らは砂上に歌う 9話 アニメ感想



アニメ「クジラの子らは砂上に歌う」 9話の感想です。


戦いが一区切りし、死んでいった者たちは生き残った者に未来を託します。今回はその先へ、新たなステージなどと言いった未来を指す言葉が多かったですね。OPも「その未来へ」となっている辺り、アニメではこれが一つのテーマとなっているのでしょうね。これから先、泥クジラの人々は罪人の呪縛に抗い、どのように生きていくのでしょう。



長引く戦いにマソオを始め泥クジラの人々に限界がきていましたね。帝国兵は元々消耗戦を狙っていたようでした。敵の方が戦争に慣れています。加えて感情がないため迷いなく人を殺めるのことできます。一方で泥クジラはサイミアを使い慣れていない小さい子どもも多いですから、長引けば長引くほど泥クジラ側が不利になります。



戦いの最中、敵に向かって歩いていくクチバを見つけるマソオ。クチバさんは無印なのでサイミアが使えません。サイミア無しで敵に突っ込んで行くのは自殺行為です。それでもクチバは自ら剣を取って戦いたかったのは、愛するタイシャ様を殺された無念を晴らすためでした。


取り囲んでいた兵士を弓で射止め、マソオはクチバを助けに行きます。何やってんだクソバカもやし、と。

アニメでは尺の都合上カットされましたがマソオとクチバは小さい頃からの腐れ縁で、よくマソオがからかったり、今みたいに口喧嘩をしていたようです。別に仲が悪かったわけではなく、こうしたピンチにはマソオが助けたり、クチバはマソオの身体を心配したり、そこには兄弟に近い絆がありました。


クチバが倒れた帝国兵の仮面を取ると、少女でした。原作では止めを刺せずにもたもたしていたクチバに少女が反撃しようとしたところでマソオが代わって止めを刺します。無印のクチバは印のマソオより長く生きられます。ここで手を汚してずっと後味の悪い思いをする必要はない、というマソオの考えでした。自分ならそれも短くて済むと。ここも原作のみのシーンです。


自分よりも若い者にこれを言われるのは辛いものがありますね。本来なら年齢の高いクチバがマソオにお前の方が先が長いのだから汚れ役は任せろ、とでも言う立場なのですが、泥クジラの世界では逆になることもあるのですね。無印の辛さは印に頼りっぱなしになってしまう心苦しさがあります。

一度は誰の力も借りずタイシャ様の仇を討とうと飛び出したクチバでしたが、それをするには力も覚悟も足りませんでした。




一方でスキロス内のヌースの間では、アラフニに代わりパゴニがオウニに止めを刺そうするところでした。絶体絶命のピンチにニビが現れます。「邪魔すんじゃねぇこのハゲ!」と。


お互いを信頼しあえる仲だからこそできるニビとオウニの息の合った連携でした。まずパゴニが二人の同時攻撃にやられます。調子に乗ったニビは敵を挑発します。
「俺とオウニが一緒ならいつだって最強なんだよ!」と。

オウニが刺された脚に苦しむと、ニビはオウニを心配し駆け寄ります。その隙をついて銃が一発、ニビの心臓を貫きます。続けざまに槍が三本、オウニを庇ってニビは息絶えてしまいます。

悲しみと怒りでオウニが覚醒します。これにはアラフニ司令も戸惑っていました。ヌースの間ではサイミアが使えないはずなのにオウニからはこれまでにない規模のアウラが……。次々と敵の武器を破壊していきます。


オウニに意識があれば真っ先にニビを撃ったアラフニを攻撃するでしょうから、あれは無意識に使っていたのでしょうね。自分で制御できないサイミアの暴走状態と似たものでしょうか。アラフニはその姿をデモナス(悪霊)と呼びます。もともとデモナスはヌースを破壊するようになっているのか、偶然だったのかは分かりませんが、スキロスのヌースも巻き込まれ破壊されます。




CDE20445-65B4-4F9D-9AC4-4B8929A97CF1

ニビとの別れのシーンは独特な演出でしたね。砂の海で王冠をかぶった小さいニビが小船に乗ってやって来たと思ったらいつの間にか大きくなったニビに変わって砂の海へ沈んで行きます。帝国兵に受けた傷のところが別空間のようになっていてそれがハート型になっていました。


ニビはオウニと出会い、一緒に同じ空を見たり過ごしているうちに泥クジラでの毎日も満足していたようです。オウニもニビたちに出会わなければ自分がここにいていい理由が生まれなかった、と。泥クジラを出て行かなくても二人とも幸せだったのですね。それがこんな形でしか伝えられなかったというのが……。もっと早くに伝えていれば結果は変わっていたかもしれません。


ニビはこの世界の先を見せてくれ、とオウニにすべてを託して消えていきます。




そして前回フライングして名前を出してしまいましたがここで名乗ってましたね。オリヴィニスがチャクロの前に現れます。

2239383E-D126-43EB-879F-D627AE8A8FBB

オリヴィニスはチャクロに取引を持ちかけましたね。泥クジラの人々全ての感情を偉大なるヌース・アンスロポスに捧げればコカロをあげよう、と。

チャクロにそんな権限はありませんし、そのよく分からないものを貰ってもどうしろってなりますよね。当然チャクロは断ります。

するとオリヴィニスは今度は別のやり方で交渉してきましたね。精神攻撃でしょうか、最初に苦痛を与え、次に幸福な世界を見せることで辛い感情を必要のないものだと思わせます。オリヴィニスは、泥クジラの子たちの辛い記憶を満ち足りた記憶と書き換えることで救済したいんだと言います。


じゃあみんなの思いはどうなるの、とチャクロは言います。サミやタイシャ様みんなが俺たちとここにいた。その生きた証を忘れるなんてできないと。

「痛みや苦しみ、全てが俺たちの生きてきた記憶だから」

その答えに興味を持ったオリヴィニスは、コカロをチャクロに渡します。君の選択のその先が見たいと。



精神世界から出たチャクロたちは、オウニを連れてスキロスを脱出します。ギンシュ姉さんも生きていました。ウルミとモジャモジャを合わせて6人が何とか生還します。

スキロスが沈んでいき、泥クジラに残された帝国兵のほとんどは身投げをしていきます。アラフニのような一部の人間にしか帰る手段がなかったようですね。残った兵で泥クジラを制圧しようとも考えないのは自分の意志も何も帝国に支配されていたためなのでしょう。


多くの犠牲者が出ましたが、スキロス戦は泥クジラの人々の勝利となりました。帝国の脅威が去ったわけではありませんがヌースを1つ失ったことは大きいでしょうね。すぐにまた攻めてくることはないと思います。しばらくはまた平和な暮らしができることでしょう。……いや、泥クジラも何か変わっていかないといけませんね。痛みや苦しみを忘れないと選択をしたチャクロの、泥クジラの未来はどうなっていくのでしょうか。


ここで一区切りしてアニメは終わると思っていましたがまだアニメも続きます。どこまでやるのか、どう幕を閉じるのか楽しみですね。






クジラの子らは砂上に歌う 8話 アニメ感想



アニメ「クジラの子らは砂上に歌う」8話の感想です。

228B1AA8-7822-468C-8D86-2FC711DA61EF


 前回はトクサ隊長含む先輩方が、待ち伏せしていた帝国兵に殺されてしまったところで終わったのでしたね。トクサ隊長の「もっと撫でてあげたかったな……」と思い死んで行くのが切ない……。




あまりの無残な光景に耐え切れなかったリコスはパゴニの前に飛び出して行きます。リコスに向けて銃を構える兵士に、撃つなとパゴニは命じます。


リコスが言うには、ヌースの間では殺生は禁止のようでしたね。これを破ることができるのは禁忌を犯すことを恐れない兄だけだと。パゴニは何も答えずリコスに降伏するように言います。


アラフニ司令は妹も抹殺してしまえと言っていたはずですが、パゴニはオルカの指示に従うつもりだったのですね。リコスが抵抗するようだったので結局は同じですが、アラフニはパゴニといいイティア(スキロスの記録係の女性)といいあまり部下に慕われていないようですね。相当無能なのか独裁なのか、まあ、あまり重要なキャラでもないですしどうでもいいと言ってしまえばそれまでですが……。



パゴニが攻撃を仕掛ける前に、オウニが今度は間に合ってパゴニを人質とすることで帝国兵を止めます。チャクロも遅れて到着し、トクサ隊長たちを見るや涙を流していましたね。早くヌースを破壊しろとオウニは言います。悲しむ前にやるべき事がありましたね。チャクロたちがヌース・スキロスの破壊に失敗すれば今より多くの仲間の血が流れることになります。


チャクロは泣くのを堪えてリコスと急ぎヌースのもとへ行きますが、そこには誰かいましたね。誰でしょう(すっとぼけ)

帝国兵はパゴニを人質に取られ動けないはずですが、バンッ、と銃声が鳴ります。アラフニです。オウニの脚が撃たれていました。



オウニのピンチを感じ取ったのか、ニビはこちらも帝国兵が集まって来ている大変な状況なのに、勝手にオウニの所へ行ってしまいます。2人になってしまったギンシュとモジャは引き続き入口を守ります。





エマは先週のように踊っていましたね。その歌と踊りに呼応して無数の手が泥クジラ中に生えて来ました。

CBD54AB9-2606-4517-AF2B-A68029367794


無数の手は温かく、包み込むようにして泥クジラの民を守っているかのようでした。治癒効果があるのかなと思ったのですが傷が治っていないところを見るとそこまでの効果はないみたいです。死んでいる人にも手が伸びているのできっと安らぎを与える効果がでもあるのではないかと思います。




リョダリは単独行動していたようですね。帝国兵は、またかと言った具合で特別気に掛ける様子がありませんでした。スオウもいますし兵が加勢に来ればいかに団長と雖も危なかったかもしれません。

スオウの周りにも無数の手が集まります。ですがこの手を出しているのはネリのようです。同時に、スオウの頭の中に、ある記憶が流れ込んできます。



それは幼い頃のリョダリの記憶でした。リョダリは特異体質のようでヌースに感情を取られないみたいでした。その為感情をコントロール出来ず異常行動をとっていました。原因はヌース・アンスロポスの初回巡礼の際に起きた異変です。ヌースが感情を奪うはずが、逆流してリョダリに感情が流れ込んでしまったのでした。

チャクロがヌース・リコスに触れた時も、感情を取らず人々の記憶が溢れ出していましたね。あの時のようにリョダリも人々の感情を見たようです。逆流が起こったのは偶然なのでしょうか。

いずれにせよ、感情があることを良しとしない帝国にいるリョダリには不幸な事件でした。



ネリ、もしくはファレナはなぜこのような記憶を見せたのでしょうね。団長が言う「それぞれの境界が揺らいでいる」というのが関係あるのでしょうか。簡単に言ってしまえば間違えて敵の記憶を覗かせてしまったってことですかね?




スオウはリョダリの過去を見たことで自分が今いる世界が辛いならここでリコスのように暮らせばいいと言います。スオウさん流石にそれは……


リョダリは一瞬隙を見せ、そこへ団長が攻撃を仕掛けます。

「ダメだよ首長殿。みんなあの少女のようだったらこんな戦争にはなっていない」

いくら感情があるとは言っても、リョダリは嬉々として仲間を殺してますからね。今更仲良くやっていけるはずもありません。リョダリも、勘違いすんじゃねーよ、生きた目をした奴だからぶっ殺したいんだろ、と気が変わることはありませんでした。団長が容赦なく攻撃を続けます。すでに勝負は決していました。


自分が斬られ、死にそうになった途端にリョダリは戦意を失い、嫌だ死にたくないと言って叫んだ後、背を向けて逃げて行きましたね。追撃しようとする団長をスオウが「追わないで!」と言って止めます。



スオウは優しいですが、その後のことも考えると、ここは敵に情けをかけるべきではなかったですね。ここで逃したことによって、傷が癒えればリョダリは必ずまた泥クジラの民を殺しに来るでしょうし。

現にこの後に弓を持った子ども達と会いますが、もしリョダリの傷が浅ければあの子ども達は殺されていたかもしれません。敵と戦っている最中に、敵を助けてあげたいと考えていたら大切な人たちを失ってしまいます。スオウは良い子ですが、自分の行動が多くの人に影響を与える首長という立場にいることをまだ分かっていないような気がします。



オウニとニビのいない残された体内モグラメンバーは、戦いに加わることもなく、捕虜を見張りながらオウニの帰りを待っていましたね。そこへ双子のシコン、シコクがやって来ます。

2人が登場するのは原作ではもっと後だったと思うでここはアニメオリジナルですね。アニメは1クールのなのでここで双子を出す必要はないと思うのですが、もしかして2期を期待しても良いってことですか!



シコンシコクはオウニが首長の言いなりになって動いているのが気に食わないようでしたね。実際はオウニが自分の意志で決めたことなのでスオウの言いなりになっている訳ではないのですが、体内モグラのリーダーが権力に屈しているのがおかしいとのこと。

アニメオリジナルで登場したことにより双子の印象が変わりますね。原作だと場をかき乱す存在なのは変わりませんが、タイミング的にこういう事が起きても不思議じゃないなと思ったのですが、アニメで登場する双子は今そんなこと言ってる時じゃないだろ感がすごいです。お前たちこの戦いで命張って戦っていたから無印に不満持ってたんじゃなかったのかと。登場するタイミングが少し変わるだけで印象は大分変わるのですね。



キチャはオウニが自分で選んで行ったと分かっていましたね。オウニと離れたくなかったのはニビと同じでした。おそらくキチャもニビと同じように待っていろと言われたのでしょうね。だからキチャは絶対に帰って来ると信じて待つことにしたのでしょう。ニビは何と言われても一緒について行くことを選びましたが、キチャとニビがオウニを思う気持ちに差はありません。



その頃のオウニは、ちょうど脚を撃たれたところでしたね。アラフニはパゴニにグズグズしないで始末しろ、今度はお前ごと撃つぞと言います。たぶんアラフニが慕われてないのはこういうところですね。


パゴニがオウニの首に刃をあてると、待て、とアラフニ。どっちなんだい!


アラフニはオウニのことをデモナス(悪霊)と言ったりファレナで作られた呪われた狂戦士だとも言ってましたね。前回で兵士もオウニに訊いていましたが、どの辺でデモナスと判断したんでしょう。呪われたという部分なら団長の目の方がそれっぽいですが……。

そう言えばパゴニも眼帯してますが外すと団長みたいになっているのでしょうか。それとも流行りのファッション?


そしてアラフニは泥クジラの印がなぜ短命なのか知っているようでしたね。特に話してくれるわけではなかったようですが。


アラフニがこの世から消えてしまえとサブタイトルを回収したところで次回に続きます。







アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

記事検索
広告リンク
スポンサーリンク
広告リンク
figma 天津風 (商品リンク)
広告リンク